2021年2月に思いつきで買ったApple Watch第6世代ですが、充電以外は着けっぱなしで2年半ほど使ってきた感想をレビューします。
Apple Watchを買うかどうか迷っている人の参考になれば、と思います。
良かったこと
- 活動記録の「アクティブティ」で、こまめに体を動かすことを意識するようになった
- 運動時の心拍数や消費エネルギーの計測は楽しい
- 睡眠の長さや質を計測できる
- 防水機能は信頼性が高い
- Siriで音声入力の「リマインダー追加」が便利
- SiriでiPhone操作できることが意外と多い
- 目覚ましが振動で起こしてくれるので便利
- 3分や5分のタイマーを意外と使う
- ちょっとした電話の着信応答が便利
- 文字盤のカスタマイズや状況ごとに切り替えが楽しい
- 懐中電灯の機能を意外と使うことが多い
活動記録の「アクティブティ」で、こまめに体を動かすことを意識するようになった
Apple Watch標準アプリに「アクティビティ」というものがあります。
これは、一日の3種類の項目「ムーブ」「エクササイズ」「スタンド」を自動的に計測してくれます。

各項目に目標値を設定しておいて、夕方〜夜になって目標に足らないようなら、今からでも頑張って目標を達成するようにお尻を叩いてくれます。
「アクティビティ」は文字盤のアイコンとして設定できるので、Apple Watchの画面を見るたびに最新の状況がチェックできます。

運動時の心拍数や消費エネルギーの計測は楽しい
アプリ「ワークアウト」を使って、ランニングやサイクリングやスイミングの時の心拍数や消費カロリーが計測できます。

計測した結果は、先に紹介したアプリ「アクティビティ」に反映されます。
スイミングは「自由形」「平泳ぎ」「背泳ぎ」を自動判別してくれますが、ほぼ100%合っています。
睡眠の長さや質を計測できる
有料のアプリですが、アプリ「AutoSleep」というものをインストールしています。
完全自動で就寝と起床を検知して、睡眠中の状態を記録してくれます。
記録結果は、以下のようにiPhoneのアプリで確認できます。
睡眠の質を上げるには全体の長さだけでは不十分で、「深い眠りの長さ」と「心拍数の低さ」が影響しているように思います。
ちなみに、「今日の快適さ」で状態が良くない日はちゃんと眠れていないので、日中は体力的精神的に無理をせずになるべく早く寝るようにしています。
防水機能は信頼性が高い
週に2-3回、一回あたり30分ほど水泳をしていますが、浸水の影響は全くありません。
以前はファーウェイのスマートウォッチを使っていたのですが、これは1年でプールで浸水して壊れてしまいました。
Siriで音声入力の「リマインダー追加」が便利
外出中のちょっとしたアイデアメモや備忘録として、Siri音声入力で「リマインダー」を使っています。
Apple Watchを口元に近づけて小声でささやくだけで数秒で入力完了で、大変便利に使っています。
これについては、別記事で詳しく説明しています。
SiriでiPhone操作できることが意外と多い
前の項目とも関係していますが、Apple WatchでSiri音声入力で使える事が多いです。
iPhoneを取り出して画面オンにしてアプリ呼び出して、さらに入力中は画面を確認して、というステップが大幅に省略できます。
目覚ましが振動で起こしてくれるので便利
Apple Watchの標準アプリ「睡眠」を使うと、目覚ましが小鳥のさえずりのような音と腕への振動で起動できます。
スムーズも使えます。
iPhoneの「アラーム」機能を目覚ましに使っている人は多いですが、Apple Watchの腕の振動だと音だけよりも確実に起きる事ができます。
周囲に迷惑なので音を出したくない人にもおすすめです。

3分や5分のタイマーを意外と使う
日常生活では、5分後にxxしたい、ということが意外とあります。
例えば、30分後に洗濯物を干したい、20分後にお風呂のお湯を止める、5分後にカップラーメンを食べる、60分だけ仮眠したい、などです。
Apple Watchの標準アプリ「タイマー」の画面操作で設定することもできますが、Siri呼び出しでセットすることもできます。(ヘイSiri、タイマー5分設定)

ちょっとした電話の着信応答が便利
iPhoneだけの場合は、電話の着信があった時は当然ながらiPhoneを取り出す必要があります。
Apple Watchでは、連絡帳に登録済みの相手の場合は、画面上に名前が表示されて着信に応答ができます。
ちょっとした会話であれば、Apple Watchで済ますこともできるのは、何気に便利です。
文字盤のカスタマイズや状況ごとに切り替えが楽しい
Apple Watchの文字盤の画面はデザインの変更ができる上に、文字盤の周りに「コンプリケーション」というアプリアイコンを登録できます。
「コンプリケーション」をタップするとアプリが起動できる他に、アプリによっては最新の情報が表示されます。

また、文字盤のデザインは複数保存しておいて、状況によって切り替える事ができます。
例えば、仕事中の文字盤・プライベートの文字盤・スポーツ中の文字盤を別々に作っておいて、状況によって切り替える事ができます。

懐中電灯の機能を意外と使うことが多い
暗いところで自転車のカギを回したりするときに、Apple Watchの懐中電灯の機能が意外と便利です。

微妙だったこと
- バッテリーは常時点灯だと1日持たない
- まれに充電できていない時がある
- 充電器は専用品なので困る時がある
- 特定のアプリを起動したい時のアプリ一覧画面が使いにくい
- 初期投資に4万弱は他の人には勧めにくい
- モバイルSuicaは改札には不向き
バッテリーは常時点灯だと1日持たない
Apple Watch 5以降は、画面が常時点灯に対応するようになりましたが、その設定にしておくとバッテリが一日持ちません。
画面を見る時だけ点灯すれば良いので、そのように設定すると一日半ぐらいバッテリが持つようになりました。
まれに充電できていない時がある
なぜかは分かりませんが、私のところでは数ヶ月に一回のタイミングで、充電器に乗せていても充電できていない事があります。
さらに悪いことに、てっきり充電できているつもりで外出中にバッテリ不足になる事があります。
充電できてなかった時は、念のためにApple Watchの電源を再起動してから充電し直すようにしています。
充電器は専用品なので困る時がある
Apple Watchはマグネット式の専用の充電器で充電します。
専用品なので、外出中にバッテリー不足になると、たちまち困ってしまいます。
充電器の純正品は5千円ほどしますが、互換品なら数百円から複数の製品が選べます。
さらには、ダイソーでも売ってたりします。
純正品

互換品の一例

ダイソー
特定のアプリを起動したい時のアプリ一覧画面が使いにくい
Apple Watchの画面にアプリ一覧を表示して、そこから起動する事ができますが、その画面が使いにくいです。
リスト表示とアイコン表示の2種類がありますが、リスト表示はスクロールがめんどくさく、アイコン表示はアプリ名の表示がないので何のアプリか分かりにくい時があります。
初期投資に4万弱は他の人には勧めにくい
一番安いApple Watch SEだと3万5千円ぐらいで買えますが、使った事がない人は「腕時計に3万以上?」と思う人が多いと思います。
一度使うと便利さがわかるのですが、一ヶ月の試用期間など、Appleも販売方法を工夫したほうがいいかもしれません。
モバイルSuicaは改札には不向き

Apple WatchでモバイルSuicaを設定すると、Apple WatchでSuica画面を表示しなくても、リーダにタッチするだけで改札を通ったり支払いをする事ができます。
とはいうものの、改札を通る時は右側に改札機があるので、左腕を体の前に伸ばして右側の改札機にタッチする必要があります。
改札が空いている時でも煩わしいのに、混雑している時は不自然な動作がイライラしてしまいます。
ということで、最初は物珍しさもあり高頻度で使っていたのですが、使わなくなってしまいました。
まとめ
以上のように、Apple Watchを買って良かったことがたくさんありますが、「今まで出来なかった何か大きな事ができるようになった」というものではなく、「ちょっとした便利なことがたくさん積み上げでできるようになった」という感じです。
もしもこのページを読んで、Apple Watchを買うかどうか迷っている人がいたら、最も安い「Apple Watch SE(第二世代 GPSモデル)」でもこのページに書いた内容はできるので、試してみてはいかがでしょうか?
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