iPhoneで使えるパスワード管理アプリは「1Password」が有名ですが、毎月400円ほどの料金がかかることがネックです。
そこで代替アプリとして「LastPass」がありますので、使い方について図解を使って詳しく説明します。
概要
「LastPass」の特徴
- 無料バージョンでも有料の競合アプリ同等に使えます
- データは暗号化されてクラウド上に保存されます
- 異なるOS、異なるWEBブラウザー間でデータの同期ができます
- OS:iOS、iPadOS、Android、Windows、Mac、Linux
- WEBブラウザー:Google Chrome、Safari、Firefox、Microsoft Edge
手順
インストール
iPhoneにLastPassをインストール
全19Step
Step 1
Step 2
アプリが起動したら、図のように「LastPassへようこそ」と表示されるので、①で左へ2回スワイプします。
Step 3
図のように「通知を有効にする」と表示されたら、①の「有効にする」をタップします。
Step 4
図のように「”LastPass”は通知を送信します。よろしいですか?」と表示されたら、基本的には①の「許可」をタップしてください。
通知が不要なら「許可しない」を選んでも良いです。
Step 5
図のように「信頼と安全」というタイトルでサインアップとログインの画面が表示されたら、LastPassを初めて使う人は①の「サインアップ」をタップします。
すでにLastPassを使っていてアカウントを持っている人は「ログイン」をタップします。
このページでは、「サインアップ」の方で説明を続けます。
Step 6
図のように「始めましょう!」と表示されたら、①の「電子メールアドレス」と書かれた部分にメールアドスを入れてから、②の「アカウントを作成」をタップします。
Step 7
図のように「マスターパスワードを作成します」と表示されたら、①と②に自分で決めたパスワードを同じものを入力します。
このマスターパスワードは、LastPassを開くときに必要になりますので、絶対に忘れないようにしてください。
さらに③のパスワードのヒントは適当に入れて、最後に④の「パスワードを設定」をタップします。
Step 8
ここの画面は、Touch IDのiPhoneとFace IDのiPhoneで表示内容が変わります。
図のように「指紋を鍵として使う」と表示されたら、iPhone 8などのTouch ID付きホームボタンのiPhoneを使っている人は、①の「Touch IDを使用」と「Touch IDを使ってアカウントの復旧を行う」とオンの表示にしてください。
Face IDのiPhoneも似たような画面が表示されると思うので、オンにしてください。
設定したら、②の「次へ」をタップします。
Step 9
図のように「保管庫の準備ができました」と表示されたら、①の「スキップ」をタップしてください。
Step 10
図のように「保管庫」という画面が表示されたら、LastPassのインストールまでが完了です。
続けて、パスワードを自動入力する設定を有効にしておくと操作が楽になりますので、その設定をしておきます。
では、①の「設定」をタップします。
Step 11
図のように「設定」の画面が表示されたら、①の「自動入力」をタップします。
Step 12
図のように「ユーザー名とパスワードを安全に入力します。」と表示されたら、①の「方法を見る」をタップします。
Step 13
図のように「[パスワード入力]を有効にする」と表示されたら、①の「[設定]へ移動」をタップします。
Step 14
図のように「設定」の画面に切り替わったら、画面を下にスクロールして、①の「パスワードとアカウント」をタップします。
Step 15
図のように「パスワードとアカウント」の画面に切り替わったら、①の「パスワードを自動入力」をタップします。
Step 16
図のように「パスワードを自動入力」の画面に切り替わったら、「iCloudキーチェーン」のチェックを外してから、①の「LastPass」をタップします。
Step 17
図のようにLastPassの認証画面が表示されたら、指紋認証や顔認証で認証します。
Step 18
図のように「自動入力が可能」の画面が表示されたら、自動入力の設定が完了です。
①の「LastPassに進む」をタップしてください。
Step 19
図のような画面が表示されたら、LastPassのインストールと自動入力の設定が完了です。
パソコンにLastPassをインストール
パソコンでLastPassを使うには、WEBブラウザーの拡張機能(アドイン)を使います。
ここでは一例として、MacのGoogle Chromeでインストールする手順を紹介しますが、その他の場合でも同様の手順でインストール可能です。

全6Step
Step 1
Step 2
図のように「chromeウェブストア」が表示されたら、①の「chromeに追加」をクリックします。

Step 3
図のように拡張機能の追加の確認画面が表示されたら、①の「拡張機能を追加」をクリックします。

Step 4
図のように「You’re almost done.」と表示されたら、①のLstPassのアイコンをクリックします。

Step 5
図のようにログイン画面が表示されたら、①にあらかじめiPhoneアプリのインストール時に登録したメールアドレスとパスワードを入力して、②の「Remember Email」にチェックを入れて、最後に③の「Log In」をクリックします。
ちなみに、②の「Remember Password」にもチェックを入れると他人がこのパソコンを使うとパスワードを自由に使えてしまうので、共用パソコンや他人が触る可能性があるパソコンはチェックを入れないほうがいいです。
反対に、個人使用で他人は使うことがなければ、チェックを入れてもいいでしょう。

Step 6
ログインできたら、再度LastPassのアイコンをクリックすると、図のようなメニューが表示されます。
ここまでで、パソコンへのLastPsssにインストールは完了です。

サイトの登録
iPhoneでサイトの登録
ここでは、あるWEBサイトにID・パスワードを使ってログインするときに、LastPassにID・パスワードを登録する、といった手順を紹介します。
全5Step
Step 1
図のように、①のカギマークと「パスワード」が表示されたら、その部分をタップします。
Step 2
図のように「パスワード」の画面が表示されたら、①の「+」をタップします。
Step 3
図のように登録画面が表示されたら、①に後でわかりやすい名前を入れて、②でログインのIDとパスワードを入れ、最後に③で「Save&Fill」をタップします。
Step 4
図のようにログイン画面に戻ったら、正しくログインできるか確認してみます。
Step 5
図のようにサイトにログインできたら成功です。
iPhoneでサイトの登録は、ここまでです。
パソコンでサイトの登録
ここでは、あるWEBサイトにID・パスワードを使ってログインするときに、LastPassにID・パスワードを登録する、といった手順を紹介します。
全6Step
Step 1
LastPassがインストールされたWEBブラウザーでID・パスワードが必要なサイトを開くと、以下の①のようにLastPassのアイコンが右端に表示されます。
では、普通にID・パスワードを入力してログインしてみます。

Step 2
サイトにログインが完了すると、以下の図のように「Add to LastPass?」と表示されて、登録するかどうかを聞かれます。
登録する場合は①の「Add」をクリックして、しない場合は「Not now」をクリックします。
ここでは「Add」をクリックして進めてみます。

Step 3
「Add」をクリックして登録できたら、①のLastPassのアイコンをクリックします。

Step 4
以下の図のようにLastPassの操作画面が表示されたら、たった今登録したサイトが右上に表示されているはずなので、①の「Edit」のアイコンをクリックします。

Step 5
以下のように、サイト情報の編集画面が表示されます。
①でID・パスワードが表示されますが、これは変更する必要はないでしょう。
変更したほうがいいのは②のNameの部分で、ここはわかりやすいサイト名に変更しておきましょう。
変更したら、③の「Save」をクリックします。

Step 6
サイト情報の編集画面が閉じたら、もう一度LastPassのアイコンをクリックしてみます。
そうすると、①のようにサイト名が変更できていることが確認できます。
パソコンでサイトの登録は、ここまでです。

登録サイトへのログイン
iPhoneで登録サイトへのログイン
LastPassで登録済みのサイトを開くと、図のようにパスワードを自動入力するかを聞かれるようになります。
自動入力する場合は、①の部分をタップします。
上記のほかに、LastPassのサイト一覧画面からログインする方法もありますので、以下からその手順を説明します。
全8Step
Step 1
Step 2
図のように「LastPassはロックされています。」と表示されたら、Touch IDまたはFace IDでロックを解除します。
Step 3
図のように「保管庫」が表示されたら、①の「すべての項目」をタップします。
Step 4
図のように登録サイトの一覧が表示されたら、ログインしたいサイトをタップします。
ここでは例として、①のサイトをタップしてみます。
Step 5
図のようにアクション一覧が表示されるので、①の「起動」をタップします。
Step 6
図のようにWEBブラウザーに切り替わって「LastPassを使用して”(サイト)”にログインしますか?」と表示されたら、①の「”(ログインID)”を使用」をタップします。
Step 7
図のようにセキュリティの確認画面が表示されたら、Touch IDまたはFace IDで認証します。
Step 8
図のようにサイトにログインできたら成功です。
iPhoneで登録サイトへのログインの説明は、ここまでです。
パソコンで登録サイトへのログイン
LastPassで登録済みのサイトを開くと、自動的にID・パスワードが入力されます。
具体的には、
- ①WEBブラウザーの「お気に入り(ブックマーク)」でサイトを開くとき
- ②LastPassのサイト一覧からサイトを開くとき
があります。
①については説明不要なので、②について手順を紹介します。
また、ここでの説明にはMacのGoogle Chromeを使っていますが、他のOS・ブラウザーでも手順は一緒です。
全5Step
Step 1
ブラウザーで①のLastPassのアイコンをクリックします。

Step 2
以下の図のようにLastPassの画面が表示されたら、①の「All Items」をクリックします。

Step 3
以下の図のようにPasswordsやNotesなどが表示されたら、①の「Passwords」をクリックします。

Step 4
図のようにLastPassに登録済みのサイトが一覧で表示されたら、開きたいサイトの行にマウスカーソルを移動して①のLaunchと表示されるアイコンをクリックします。

Step 5
図のようにサイトが開けたら成功です。
パソコンで登録サイトへのログインは、ここまでです。

コメント