iPhone/iPadでアプリ「Fing」の使い方(バージョン12以降)

ルーペを持った女性 ネットワーク
更新日:2024年04月03日

投稿日:2023年01月18日

ネットワーク管理アプリ「Fing」では何ができるか、基本的な使い方について説明します。

「Fing」では、ネットワーク上のすべてのデバイスの情報表示が主な機能になります。

このページの内容は、以下の環境で検証しています。

  • OS:iOS 17.3.1
  • 端末:iPhone SE(第二世代)
  • アプリFing:iOS向け バージョン12.4.1(2023.10.4リリース)

なお、アプリ「Fing」はバージョン12以降から画面のデザインが大きく変わっています。

ちなみに、アプリ「Fing」のバージョン確認方法は、以下の内の方法で可能です。

アプリ「Fing」のバージョン確認方法

▶︎ アプリ「Fing」の画面下のアイコン「アカウント」をタップします。

そうすると画面が切り替わるので、項目「当社とこのアプリについて」をタップします。

iPhone アプリ「Fing」 バージョン情報

▶︎ 画面の1番上のタイトルが「情報とお問い合わせ先」に変わったら、以下の図のようにバージョンが表示されます。

以下の図では、バージョンが「12.0.0」となっています。

iPhone アプリ「Fing」 バージョン情報
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アプリ「Fing」で何ができるか?

アプリ「Fing」では、大まかには以下の4つの機能があります。

この後は、「Fing」の基本機能であり無料で使える①〜③の使い方を説明します。

④については有料機能なので、何ができるかだけをさらっと紹介しています。

以下の見出しをクリックすると、それぞれの説明にジャンプできます。

コーヒーブレイク
コーヒーブレイク

iPhone/iPad向けのアプリ「Fing」をダウンロードするには、以下のリンクをクリックします。

このページの以降の説明を読む前に、あらかじめiPhone/iPadにダウンロード(インストール)しておいてください。

アプリ「Fing」は、iPhone/iPad向け以外にもAndroid/Windows/Mac向けがあります。

機種・OS入手先入手先リンク最新バージョン
(2024.2.28時点)
対応OSバージョン
iPhoneApp StoreFing (フィング) – ネットワークツール」をApp Storeで12.4.1iOS 12.1以降
iPadApp StoreFing (フィング) – ネットワークツール」をApp Storeで12.4.1iPadOS 12.1以降
AndroidGoogle PlayFing (フィング) – ネットワークツール – Google Play のアプリ12.6.15.1以降
Windows公式サイトFing Desktop Download Confirmation – Windows3.4.1Windows 10以降(64ビット)
WindowsMicrosoftストアGet Fing from the Microsoft Store3.4.1Windows 10以降(64ビット)
Mac公式サイトFing Desktop Download Confirmation – Mac12.4.1Big Sur 11.1以降
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① ネットワーク上のすべてのデバイスの情報を表示

▶︎ アプリ「Fing」のホーム画面で、ボタン「デバイスを表示」または「再スキャン」をタップします。

そうすると、自動的に検索が開始されて、数秒〜数十秒後にデバイス一覧が表示されます。

もしも、デバイスの検索が自動的に始まらない場合は、画面右上の文字「更新」をタップします。

iPhone アプリ「Fing」 デバイスをスキャン

▶︎ デバイスの一覧から任意のデバイスをタップすると、「デバイスの詳細」で各種情報が表示されます。

iPhone アプリ「Fing」 デバイス一覧と詳細情報

▶︎ 「デバイスの詳細」の画面を下にスクロールすると、各種ネットワークツールがボタンから使用できます。

  • Ping
  • Traceroute
  • ポートスキャン
  • Wake on LAN
iPhone アプリ「Fing」 デバイス一覧と詳細情報

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② インターネットの回線速度の計測

▶︎ アプリ「Fing」のホーム画面で、アイコン「ツール」をタップします。

ツール一覧が表示されたら、項目「速度テストの実行」をタップします。

iPhone アプリ「Fing」 速度テスト

▶︎ しばらく速度を計測して、数十秒後にダウンロードとアップロードの回線速度が表示されます。

iPhone アプリ「Fing」 速度テスト
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③ ネットワークのトラブルシューティング

時々、GoogleのGmailやマイクロソフトのOutlookサーバがダウンしているニュースを聞いたことはないでしょうか?

特定のサーバが稼働しているかどうかを調べるのに「Ping」コマンド、サーバまでのネットワーク経路を調べるのに「Traceroute」コマンドが使用できます。

▶︎ アプリ「Fing」のホーム画面で、アイコン「ツール」をタップします。

ツール一覧が表示されたら、画面を下の方にをスクロールして、見出し「ネットワークのトラブルシューティング」から、ボタン「Ping」をタップします。

iPhone アプリ「Fing」 pingコマンド

▶︎ Ping画面が表示されたら、サーバのURLやIPアドレスを入力してから、ボタン「Ping」をタップします。

Pingが実行してから数秒〜数十秒経つと、結果がグラフで表示されます。

ちなみに、以下は「平均ping」が21msなので、まあまあ普通の速度です。

これが表示されなかったり、100msを超えるようだと、サーバか回線に問題があると考えられます。

iPhone アプリ「Fing」 pingコマンド

▶︎ 同様に、見出し「ネットワークのトラブルシューティング」から、ボタン「ルートのトレース」(Traceroute)をタップします。

Traceroute画面が表示されたら、サーバのURLやIPアドレスを入力してから、ボタン「Traceroute」をタップします。

iPhone アプリ「Fing」 tracerouteコマンド

▶︎ Tracerouteが実行してから数秒〜数十秒経つと、結果がタイムライン形式で表示されます。

ちなみに、以下は「ホップ数」が6、それぞれのホップ(経路)の時間が15msほど、以上で最終的に旗マークが付いたターゲットホストまで到達しているので、まあ普通のホップ数・時間です。

ターゲットホストまでが表示されなかったり、どこかのホップ(経路)だけ異常に時間がかかっている場合は、サーバか回線に問題があると考えられます。

iPhone アプリ「Fing」 tracerouteコマンド

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④ ネットワークの侵入者を特定(有料機能)

▶︎ アプリ「Fing」のホーム画面で、ボタン「プレミアムにアップグレード」をタップすると、有料機能が使えます。

iPhone アプリ「Fing」 プレミアムにアップグレード

▶︎ 具体的には、以下のような有料機能が使えます。

  • ネットワークセキュリティスコア
  • ルーターの脆弱性チェック
  • 隠しカメラチェック
iPhone アプリ「Fing」 プレミアムにアップグレード
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