iPhoneに空き容量があるのに、iOSのアップデートでダウンロードができない症状を解決してみた

基本操作
更新日:2024年03月07日

投稿日:2024年03月07日

iOSやiPadOSのアップデート時に、空き容量は十分あるのにダウンロードに失敗したことはないですか?

先日、iOS 17.4がリリースされた時にこの現象が発生したので、その時にやってみた処置と、うまくいった方法を紹介します。

スポンサーリンク

エラー内容

iPhoneのストレージの空き容量が100GB近くあるにも関わらず、以下のようなエラーが出てiOSのアップデートに失敗しました。

アップデートをダウンロードできません。


空き容量が不足しているため、アップデートをダウンロードできません。

スポンサーリンク

iPhone/iPadの空き容量の確認方法

▶︎ iPhone/iPadのアプリ「設定」を起動します。

▶︎ アプリ「設定」が起動したら、項目「一般」をタップします。

▶︎ 画面「一般」が表示されたら、項目「iPhoneストレージ(iPadのストレージ)」をタップします。

▶︎ 画面「iPhoneストレージ(iPadのストレージ)」が表示されたら、一番上のグラフで総容量と空き容量が確認できます。

以下のスクショでは、総容量256GBに対して使用済みが158.2GB、差し引き空き容量は97.8GBであることがわかります。

iOSやiPadOSのサイズは大きくても5GB、余裕を見ても10GB弱あれば良いです。

よって、このスクショの空き容量で容量不足というのは考えにくいです。

スポンサーリンク

やってみた処置と、その結果

以下に①から③の処置をやってみましたが、解決したのは③の処理内容でした。

ここでは「ミュージック」の楽曲を削除していますが、似たようなパターンとして、Kindleの電子書籍や動画の削除など、サイズが大きいダウンロードを削除しても、同じような結果が得られるのでは、と思います。

処置結果
① iPhoneの再起動✖️
② 異なるWi-Fi環境に移動✖️
③ アプリ「ミュージック」のダウンロード済みの楽曲を削除
⭕️

① iPhoneの再起動

再起動の方法は、ホームボタンがある機種/ない機種でやり方が異なります。

以下、パータンAとBに分けて説明するので、必要に応じてクリックして参照してください。

パターンA) ホームボタンがある機種

以下は、iOS 16のiPhone SE(第二世代)を使って説明します。

OSや機種が違っても大まかな操作は同じなので、参考にしてください。

▶︎ iPhone/iPadの電源ボタンを長押しします。

iPhne SE(第二世代)

▶︎ 画面に「スライドで電源オフ」と表示されたら、アイコンを右にスライドして電源オフにします。

iPhne SE(第二世代) 電源オフ画面

▶︎ 電源がオフになったら、電源ボタンをしばらく押し続けます。

iPhne SE(第二世代) 電源ボタンを押し続ける様子

▶︎ 画面にりんごマークが表示されたら、電源ボタンの指を離します。

iPhne SE(第二世代) 電源ボタンを押し続けてリンゴマークが表示される様子

▶︎ 画面にパスコード入力を要求されたら入力して、再起動を完了します。

iPhne SE(第二世代) 電源が入った後にパスコード入力の画面が表示された状態

パターンB) ホームボタンがない機種

以下は、iPadOS 15のiPad Air(第四世代)を使って説明します。

OSや機種が違っても大まかな操作は同じなので、参考にしてください。

▶︎ アプリ「設定」を起動します。

iPad アプリ「設定」

▶︎ アプリ「設定」が起動したら、項目「システム終了」をタップします。

iPad アプリ「設定」 一般 > システム終了

▶︎ 画面に「スライドで電源オフ」と表示されたら、アイコンを右にスライドして電源オフにします。

iPad アプリ「設定」 電源オフ画面

▶︎ 電源がオフになったら、電源ボタンをしばらく押し続けます。

iPad Air 電源ボタンを押し続ける様子

▶︎ 画面にりんごマークが表示されたら、電源ボタンの指を離します。

iPad Air 電源ボタンを押し続けてリンゴマークが表示される様子

▶︎ 画面にパスコード入力を要求されたら入力して、再起動を完了します。

iPad Air 電源が入った後にパスコード入力の画面が表示された状態

② 異なるWi-Fi環境に移動

iOSやiPadOSのアップデートプログラムはサイズが大きいので、遅かったり不安定な回線ではダウンロードに失敗することがあります。

一見、Wi-Fiがつながったままのように見えても、ダウンロードしたアップデートプログラムが破損していることもあります。

そこで、今回iOSのアップデートに失敗したのは外出先のWi-Fiだったので、自宅の光回線下のWi-Fiで再挑戦してみましたが、ここでも失敗しました。

③ アプリ「ミュージック」のダウンロード済みの楽曲を削除

▶︎ iPhone/iPadのアプリ「ミュージック」を起動します。

▶︎ アプリ「ミュージック」が起動したら、画面下のタブ「ライブラリ」をタップします。

▶︎ 画面「ライブラリ」が表示されたら、項目「ダウンロード済み」をタップします。

▶︎ 画面「ダウンロード」が表示されたら、ここからダウンロードした楽曲が削除できます。

ここでは一例として、「アルバム」から削除してみたいと思います。

項目「アルバム」をタップします。

▶︎ 画面「アルバム」が表示されたら、削除したいアルバムを長押しします。

▶︎ アルバムが拡大表示されてメニュー項目が表示されたら、項目「削除…」をタップします。

▶︎ 以下のスクショのように削除の確認画面が表示されますが、それぞれ次のような違いがあります。

今後、おそらく聞かないと思う楽曲は「ライブラリから削除」、聞くかもしれない時は「ダウンロードしたもののみを削除」をタップします。

ダウンロードしたもののみを削除ライブラリから削除
iPhone/iPad内のストレージ削除削除
ライブラリそのまま削除
再生時ストレージ内から再生ネット経由でダウンロードして再生

▶︎ ここまでの削除の作業を複数のアルバム(楽曲)で行って、iOSのアップデートができるかを確認したところ、うまく行きました。

スポンサーリンク

なぜ、空き容量があってもアップデートに失敗するのか、原因を考えてみた

これは全くの私の想像です。

iOS・iPadOSのアップデートプログラムをダウンロード・実行するには、まとまったストレージの空き容量が必要なのでは、というものです。

なぜこう考えたかというと、昔Windowsのパソコンでマルチブート環境を作った時に、OSのインストールには連続した空き容量が必要なことがあったからです。

iPhoneやiPadのストレージでは、常に古いデータの削除と新しいデータの書き込みを行っています。

この時、一つのデータであっても、ストレージの空き領域に書き込みを行うため、細切れにデータが保存されています。

通常のデータであれば細切れでも問題はないのですが、OSのような基幹プログラムでは、それが許されないのでは、という推理です。

スポンサーリンク

関連記事の紹介

iPhone/iPadのストレージ容量の確認や、空き容量の開け方についての記事を紹介します。iPhone/iPadのストレージ容量の確認方法、空き容量の空け方、空き容量の目安は?
iPadのストレージの空き容量を増やす方法(iCloudドライブ、USB外付けメモリなど)
iPhone/iPadのLINEで、データのストレージ使用容量の確認と削除する方法

iPhone/iPadの機種別の対応OSバージョンについての記事です。

iPhone・iPadモデル番号(機種番号)別の、iOS・iPadOS対応表

スポンサーリンク

初回31日間無料(31日経過後は自動継続となり、その月から月額料金全額がかかります。)
スポンサーリンク

初回31日間無料(31日経過後は自動継続となり、その月から月額料金全額がかかります。)
基本操作

コメント